バラン比較で温故知新⁇

SurferZ

ゴソゴソガラクタを片付けていたら、むかーし作った自作1:1バランが、出てきた。まだ使えると思いきやケース内で断線しているし、コネクターも破損していた。この際、捨てるには忍びないので、再製することにし、ついでにソーターバランと周波数特性をざっくり、比較して使い物になるかを検証することにした。

古いものも、価値があるかも知れない。見つけた古い1:1強制バランは、ホルマル線のトリファイラ巻きでねじったものだった。線間を密着して巻くために苦労してねじったものだ。その後、ねじらない方が良いと知り、この巻き方は、古き遺物として葬り去っていた。

最近は、もっぱら同軸ケーブルをコアに巻いただけのソーターバランで、大体用が足りているが、折角の機会なので、アンテナアナライザーで、ざっくり比較してみた。自作品同士ながら自分の比較経験が今まで無いので、比較を試みただけであったが、新たな気付きがあり、古きをたずねて新しきを知ると言うまさに、温故知新となった。

温故知新。良い響きだ。

いつものように結論から。

今回10ターンの強制バランと5ターン(ハイバンド用を狙った)ソーターバランの比較だが、測定用のプローブ同軸線が長すぎるのが、お恥ずかしい。御愛嬌である。たぶん、測定に悪影響は、言うまでも無い。

まずは、3.5MHz,7MHzバンドでは、ほぼ似たようなもので、50Ωの酸化抵抗被膜のダミーロードを繋いで、ほぼ50Ω、リアクタンスは、わずかで良好。

まあ、リサイクルしようとする強制バランは、7MHz以下なら、使えると言うことになった。

気付きは、この後で、あたり前ながら、周波数が、高くなると自作のダミー抵抗も、抵抗値が、上昇して行く。ダミー抵抗だけでも、アンテナアナライザーに直結して周波数特性を表示してみると、一目瞭然に右肩上がりとなる。

この影響もあるが、バランを介してダミー抵抗をアンテナ代わりに接続して、21MHzや28MHzを測定すると抵抗成分は、100Ωを越える表示となり、SWRは、2.0を超えてしまう。

すなわち、アンテナを一所懸命に50Ωにしても、バランをつなぐとSWRが、悪化すると言う事態も起こり得る。

この件は、過去ずいぶん悩まされて来た。最近は、少しは、賢くなって、2段階ステップでアンテナマッチングを行っている。

まず、バラン無しで、アンテナ直下で目的周波数で共振させSWRを下げてからバランを付けてアンテナ側を再調整して、バラン込みでSWRをバラン直下で下げる事に。以下は、測定と言えない荒い確認作業の様子。

まずは、散華被膜抵抗の50Ωダミーロードから。

50Ωダミーロード

次に、このダミーロードを強制バランとソーターバランを挿入比較。21.2MHzでは、巻数の少ないソーターバランが有利か。

DSC_2818

ソーターバランでは、21.2MHzでSWR2.0

ソーターバラン

バランまでの同軸が、長すぎるのは、御愛嬌。

ソータバランSWR